製品情報

3270/FTP Support for MFES/CAS

OPEN環境サーバーで、APVU(APVUFILE):3270/FTP機能を実現します。

背景
 昨今、オープン系サーバーマシン性能が向上したことに伴い、IBMメインフレーム運用をモダナイゼーションとして、Linux系またはWindows系サーバーなどへの、ReHost(リホスト)と呼ばれるダウン・サイジングが注目されています。その中では、オンラインシステムおよびバッチシステム上で稼働する業務プログラムを手直しせずに稼働させられると言う要件が重要になります。メインフレームを古くから数十年も運用されて来られたお客様はその業務プログラム資産も何万本ととても多く、新規に開発した場合その工数は膨大なものになります。さらに業務運用または開発保守を支援する端末エミュレータ(IBM Perasonal Communications)(以降PCOMMと略)も多用します。サーバーをダウンサイジングをしたとしても、特定の業務ユーザーはPCOMMの端末操作の互換性まで含めて要望されます。
 この要件を満たす製品の1つにマイクロフォーカス社の「Micro Focus Enterprise Server(※1)」(以降MFESと略)があります。このMFESはIBMメインフレームのCICSオンラインシステム(※2)およびJESバッチシステムをエミュレートします。
 あるお客様では、CICSとPCOMM間においてファイル転送運用業務が存在し、それぞれのPCOMM使用者から数千~数万件/日の送受信要求の場合もありました。しかし、この機能はMFESではサポートされておりません。そこで当社では、当機能を補完すべくMFES/CAS環境での、CICSと端末パソコンの間のFTPを支援するAPVUFILEプログラムを開発し製品化致しました。
システム概要
導入手順
1、ダウンサイジング先サーバにMFESを導入およびCAS環境設定。
2、「3270/FTP Support for MFES/CAS」をCASへ資源定義とともに実装。
3、PCOMM側では設定をダウンサイジング側サーバー先のIPアドレスヘ変更。
4、エンコード要件のASCIIまたはEBCDICのいずれかに合わせて転送モードを設定変更。
導入実績
以下お客様にてWindowsサーバー版とLinuxサーバー版の各導入実績がございます。
1、某自動車メーカー部品関連会社 様:Windows Server + MFES(SJIS)
2、某製紙会社 様:Red Hat Enterprise Linux + MFES(SJIS)
お問い合わせ